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2017.04.11

溺れてるけど、藁を掴むのが下手すぎる

私事も私事であるが、彼氏との交際が昨日で半年とのことである。
LINEで連絡があって初めて私はそれを知った。
0時きっかりにきたあたたかいメッセージになんと返したものか悩んでもう一日が過ぎた……。
なんて返したらいいのか本当にわからない。
私は彼をなんとも思っていないので。

ところで、これを読むあなたにとって「生きるよすが」とはなんだろうか?
生きる意味とかよりどころとか、そういうものが誰しもひとつはあるのではないかと思う。
たとえばそれは家族だったり趣味だったり将来の夢だったり。
日々ボーッとなんにも考えずに生きているという人もよくよく考えればきっとある。
しかしながら、心の調子を崩すとそういったものがなくなってしまうのもまた事実なのだ。
私は社会人三年目の初夏、精神のバランスを大いに崩した。
もともとうつ傾向が強く通院していたのが任せられた仕事の大きさに耐えられずひどくなって、という経緯があるのだがそれは今回のことには深く関わってこないので割愛する。
ともかく、私はなんやかんやで躁うつ病の診断を受けるに至った。
うつ状態に陥り深く落ち込んだ私は今まで「ボーッとなんにも考えずに生きていた」状態が保てなくなってしまった。
無意識的に持っていた生きるよすがを完全に見失ったのである。
何も手につかなくなった。
本どころか漫画も読めなくなり、テレビ番組も聞き流せはするが理解できなくなった。
飼い猫もかわいがる気が起きない。風呂も歯磨きも立ち上がるのもおっくうになった。
幸いにも拒食・不眠状態というより過食・過眠になったので、空いた時間は泣いてるか食べてるか吐いてるか寝てるかしてればよかった。
とりあえずやることはあったのでラッキーなほうだ。体重は7キロ増えたけど……。
しかしながら「これがあるからがんばるぞ!」「明日は予定があるから今日これを済ませておかなきゃ」など日々の糧を一切忘れてしまった状態なので、もう完全にオワリを感じていた。
ボーッとなんにも考えずにワハワハ笑って生きていたのが、ボーッとしながら死を考えるようになったのでとりあえずクオリティ・オブ・ライフがマイナスなのはわかってほしい。
もっとつらい人たくさんいると思うんですけど、この苦しみは私だけのものなのでとりあえず言わせておいてください。
生きるよすががない。
キツい。
早めに死にたい。
ここから逃れさせてくれ。
生きる価値なし……。
このあたり、ツイッター見てた人に指摘されたのだが明らかにおかしくなっていたという。
本人は自覚がない。毎日苦痛だったかもな???と思うくらいで。(今はサイコ~にハイ!です)
何もしなくても涙が出るなか、とりあえず出社しては会社の便所で腕をスパスパ切る日々。
しかし、そんな毎日にある日突然転機到来!
躁のお通りである。
急にムクムクと不思議な自信があふれてきたのを覚えている。
「あ、風呂入らなきゃ」と思った。風呂上り、鏡を見て突然「私は世界一かわいい」と思った。
久しぶりに髪の毛をきちんとドライヤーで乾かしながら、私は昨日まで考えることもできなかった明日のことを考えていた。
本人は全くこの変化を自覚していなかったが、躁期間に入った私はいろんなものを求め始める。
漫画ほしい!(でも開いたところで集中できなくて内容を理解できはしない)
新しい服、新しい靴買わなきゃ!(買うだけで袋から出せない)
メガネを新調したい!(これ、マジで似合わないの買ったから今もかけてない)
お母さんに映画とごはんをおごりたい!(これはちゃんとおごりました)
自転車でバンバン出かけたい!
その流れで、ずっとお休みしていたアウトドア系のサークル活動も再開した。

しかし、アップ期間はそう長く続かなかった。
私はウルトラマンのごとく躁の期間が短いたちらしい。
また緩やかな精神状態の降下が始まった。
一度取り戻した意欲が徐々に失われていくのを知覚するのは驚くほど恐ろしい。
ズルズル落ちていくなか、私は「生きるよすががまたなくなっちゃうぞ」と恐怖した。
私は必死にたのしそ~!なことを試した。
漫画がダメだったのでアニメを見た。漫画原作ミュージカルも見てみた。
カラオケに行ってみた。
一人スイーツバイキングも敢行した。
公園にお弁当を持って行ってみたりもした。
手当たり次第である。
まさに、溺れる者は藁をもつかむ。
うつの濁流に流されかける私が手を伸ばしまくった藁に、一つ引っかかるものがあった。
鉄血のオルフェンズであった。
dアニメストアで一気見しながら私はホッとした。
「これ、たのしい。しばらく大丈夫そう」
それにかぶりつくことでモチベーションが保てるのを感じ、思ったのだ。
「この調子でとりあえず手当たり次第掴んでみてひとつでも生きるよすが候補を増やそう」

ここでやっと冒頭の彼氏の話題に戻る。
本当に長々書いてしまって冗長極まる。私はあんまり簡潔に書くのが得意でないので。
私がいわゆる「恋人」を得たのは「生きるよすが」になればいいと思ったからだ。
鉄血のオルフェンズ一期を全部見終わった私は、二期開始までの間にさらによすが候補を集めることに腐心した。
溺れる者は藁をつかみまくる。
気分が下降しないよう、(本人はそれはそれで問題だとは思っていなかったので)永遠にこの最高にハイな気分が続くよう、とにかく流れてくる藁に手を伸ばしてつかんでみた。
その一つが「恋愛」であった。
世には恋愛至上主義なる考え方がある。恋愛なしに生きるのはもったいない、とも。
恋愛を主題にしたドラマ、映画、小説、漫画にも事欠かない。
私はしばらく恋愛をしていなかった。
誰も妖怪化した腐女子の恋愛遍歴なんか聞きたくもないと思うのだが、長続きしたり深い関係にならなかったにしてもとりあえず告白されて付き合ってみたことはある。
しかしそれらを中心に生活を送るということは経験がなかった。
その人無しで生きることが考えられない!めっちゃ好き!という感情がそこまで強くない暮らしを送ってきたからだ。生身の人間への執着心が薄い妖怪腐女子なので。
でも今は違うかもしれない。私は最後に彼氏がいた時よりずっと年齢を重ねた。
試してみる価値はあると思った。
私はその時、自分はなんでもできるという万能感に狂っていたので、止まる理性は存在しない。
行動は早かった。
「付き合ってくれ! 私のこと嫌いか!? 嫌いではないよね?! じゃあ、付き合おう!」
予備動作一切無しのストレート剛速球を身近な男性の腹に食らわせ気絶させるまで、マジで2日とかからなかった。
躁状態のイッちまってる女の気迫負けしたのか、それとも私のことちょっと気になってたのか、相手があんな脅迫のような告白にオーケーしたのもめちゃくちゃにクレイジーだと思う。
彼は気が弱い童貞だった。
私はまた一本、藁をつかんだ。

しかし、私は愚かなのでその時ちっとも考えていなかった。
この「恋愛」なる藁は、他の藁と違って一度つかむと簡単に手放せないことに。
非常に不純な動機から始まったわれわれの交際は難航を極めた。
まず好きになることから始めなければならなかったからだ。
卵が先か鶏が先か、というが、こと恋愛に関しては「好き」が先に来ていてしかるべきだろう。
なのに感情なく無理矢理に「交際」のほうから始めてしまったものだからもうめちゃくちゃだ。
彼氏になった男性はなかなかにオモシロ人材なので、心のない半年の付き合いであってもそこそこにスベらないネタもあるのだが、今回の話には直接のかかわりはないので割愛する。
(とりあえず、知り合い全員に「なんで付き合った?」「別れたほうがいいって」と言われる人材であることだけお伝えしたい。彼は大学中退で無職でニートなのだ。でも彼はいいやつだと私は思う)
恋や愛を目的としたものでない恋愛関係に案の定私はすぐに飽きてしまった。
「LINEは毎日しよう」
「記念日はお祝いしよう」
その頃、私のテンションはまた緩やかに下降を始めていた。
鉄血のオルフェンズ二期開始まで案外時間が空いていたせいだと、今にして思えばわかる。
ともかく「毎日○○をする」という義務が非常にうっとうしくなっていた。
自分から始めた交際になにを文句つけてるのかと糾弾されたらもうすみませんと言うほかない。
もう完全にクソ人間もクソ人間。
彼氏が優柔不断で、デートの行先やごはんのお店なんかも全部私が提案しなきゃいけなかったのもズッシリくる重たさに拍車をかけた。
まぁ、でも彼氏は悪くないのだ。いいやつなのだ。
彼氏はふつうに「恋愛」を真っ当に求めてきていたのに、私だけがそこに「生きるよすが」という可能性を求めていたお門違い野郎だから。

付き合い始めて三か月記念の日、彼氏がお母さんからのお小遣いで食事の代金をちょっと多く払ってくれた時。
私は決定的に「違うな……」と思った。
なんかもう彼氏も自分も情けなく思えてしまい、なんかもう会いたくねえなぁ、になった。
三か月間、もしかしたらもしかしたらと期待したものの、これは生きるよすがになりえないのがわかってしまったのである。
遅すぎると思う。
彼氏の時間を無駄に使ってしまって申し訳ない。本当にごめんな……。
いつまで経っても就職しないから…とか仕事の話すると気まずくなるから日常の報告ができないから…とかなにかしら相手にいちゃもんつけようと思えばつけられるのだが、そもそもそこを包み込むほどの「好き!」がなく、勝手にメンヘラ治癒のためのプログラムに組み込もうとした私が悪い!
鉄血のオルフェンズ二期はとっくに始まっていた。
私が毎週楽しみにしているのは、彼氏と顔を合わせる瞬間ではなく鉄血のオルフェンズ最新話放送日であるのは明白だった。
毎週展開を重ねるごとに重苦しくなる任侠ガンダムに完全に興味が移っている。
もともとヤクザものが好きなので、ロボットより任侠に比重が置かれ始めた鉄血のオルフェンズが好きにならないわけがないのだ。
多少の粗くらい見逃してしまう。
しかし、私の人間としての粗は脚本のように見逃せないのだった。
三か月経っても手をつなぐだけの清い関係に周囲は勘ぐり始めた。
まぁ相手もその先を促してもちっとも手を出してこないのですが……(ブスだからですか?)
私の気持ちがカレピッピから離れているのは傍目に見ても明確なのであった。

そんなこんな、とまとめることもできない話だが、そんなこんなでさらに三か月経った。
半年が経過した。
鉄血のオルフェンズは最終回を迎えた。
私の生きるよすがはまたなくなってしまい、現在緩やかな下降を感じている。
毎日緩やかに全部が面倒になっていくのを感じる。
そして、一応私と彼の「恋愛」は続いている。
だがテンションの下降には歯止めがきいていない。
私の生きるよすがは、やっぱり「恋愛」には見いだせていなかったのがいよいよもって証明された。
これは溺れている時につかむ藁ではなかったのだ。

私みたいな全日本無責任他人の時間無駄遣い最悪委員会の会員はツイッターのフォロワーとか、このブログを読んでる人にはいるんだろうか。いてくれ、頼む。安心するから。
でも、そろそろこの最悪委員会から抜ける、もとい藁を手放さなくてはならない。
彼氏の就職が決まりそうなのだ。
彼の初めての仕事は、配管工だ。思わず「マリオかよ」と言ってしまった。
仕事を始めれば絶対私よりマシな女が見つかるはずなのだ。なぜならいいやつだから。
だからそろそろ「付き合って半年だね」LINEにも誠意ある返信をせねばならない。
私は日々緩やかにうつ状態に向かって下降している。
全部がめんどくさくなってオワリ~~~~!になる前に謝っておく必要があるのだ。


最後に、溺れる者は藁をもつかむの意味を今一度確認したい。

「溺れる者は藁をも掴むとは、人は困窮して万策尽きたとき、まったく頼りにならないものにまで必死にすがろうとするというたとえ。」

恋愛自体は「まったく頼りにならないもの」ではないだろう。
ただ、「恋愛関係を持つことで生きるよすがが増えるかも!」という本末転倒意味不明理論で恋人作っても迷惑をかけるだけという話なのだ。
私に言われるまでもないと思うんですけど、他人との関係を築く際の判断は慎重に。
マジでこんなんばっかだな。
なにせ、アルバイト先もマトモに選べない脳みそカラッポ女だから……。
書いてて思いました。もう本当にどうしようもない人間だよ……。
呆れてください。
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